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なかなか難しい問題

先週、今週と、真夏日が続いたり治療の副作用等で毎日グロッキーでした。


もう何にもする気が起きないし、何にもできなくて・・・・
病院へは毎日リポDを飲んで出かけていました。


そんな通院生活も今週で終わり(ホウ・・・・)
春から続いた治療も一段落。これからは定期的な診察と投薬のみです。


ちょっと落ち着いたこともあって、色々気になることをここでボソッと。。。。
(ちょっと真面目なテーマなのでつまらない方には御免なさい・・・・・)


毎日通っていると通院の友ができますが、そこで知り合った方の話を伺って医療の難しい問題を現実問題として感じさせられました。

まあ、腹痛だとか骨を折ったとかどちらかと言うと一過性の治療ならばそんなに深刻に考えることも無いのでしょうが、お医者様から無事無罪放免を言い渡されるまでに10年、その間再発リスクも頭の隅に意識しなければならないような類の病気では、お医者様(即ち病院)との関係は案外重要な問題です。


同じ病気で知り合った一人の方は慶應病院から移ってきたのですが、初診の際に看護婦さんが怖い人で、機械的に扱われ、更に担当の医師が威圧的で一方的に手術日を決められ手術方針も納得のできないものだったので、彼女は自分で検査結果を取り寄せこちらに移って来たのだそうです。


別のある方は、杏林病院から移って来た方で、やはり何得できない手術方針を言われたのだそうですが、こちらの方は偶々担当医が病院を替わることになりこちらへの紹介状を書いてくれたのだとか・・・・


勿論、お医者様も看護婦さんも一人の人間でスーパーマンではありませんしそれこそ機械でもないですから常にパーフェクトを求めるのはある意味酷でもあります。
夜勤明けで調子が悪かったのかもしれないし、何か不愉快な出来事があって偶々私の知り合いが運悪くその時の患者だったのかもしれません。


普通の仕事だってうまく行かないことはあるし(営業が取れないとか)、ミスする事だってありますよね。
人間相手の仕事だから完璧でなければいけないというのは、理想ではあるけれど現実の環境はなかなか難しいものがあります。生身を相手に修行を積まなくちゃいけない仕事ですから。。。


しかしながらもっと問題なのは、同じ病気なのに病院によって治療方針が異なることです。
最近ではセカンドオピニオンの制度が確立してきたので、患者のほうで納得できなければ他の病院で相談することもできますが、そういうシステムが機能していないところでは最善の治療を受けられるとは限らないということに問題があります。
(それに大病院ほど、他の病院に紹介状を出す先生はいないと思いますし・・・・)


そうすると、評判を聞きつけた患者が特定の病院ばかりに長蛇の列を作り、そこに勤める先生や看護婦は、日ごとに増える患者に追われて疲労困憊になり、待たされる患者の不満は増えていく悪循環に陥ります。


最後には、優秀な先生ほど疲れて勤務医を辞めて比較的楽で儲かる開業医になってしまって、将来的に病院機能は麻痺してしまうかもしれません。


私が通っている病院は、医師・看護婦のスタッフの数がとても多いと思います。
入院中、致し方なく看護婦さんをお呼びしたことがありましたが彼女は1分以内に駆け足できてくれました。
こちらでは入院と外来はダブルキャストです。
ゆとりがあるので、患者の優しく接する余裕ができるのだと思います。
(勿論経営方針が素晴らしいというのもあるでしょう。)


ところで、患者は自分の症状に敏感になっているので些細なことでも気になります。当人にとっては初めての経験で不安なことも多い。


一方、医師や看護婦は毎日同じような訴えを何度と無く患者から聞かされるわけです。さっきも説明したのにまたか・・・という気になることもあるでしょう。
一度説明したから次の患者にはすっ飛ばすこともあるかもしれません。


ゆとりがないと気持ちの上でもぞんざいな対応になってしまうのは、不幸なことですがありがちなことだと思います。
だから、あってはいけない事ですが、医療ミスというようなことも生じてしまうわけです。


病院経営は慈善活動ではありませんから、スタッフに給料を出さなければいけませんし施設も最新に維持していかなくてはなりません。利益を出すには企業と同じで人件費を削ることになります。そうするとそのしわ寄せは患者に来るわけです。


慶應から移って来た彼女は、こちらの病院はこんなに対応がいいのだからもっと治療費を取ればいいのに・・・こちらの病院だって赤字経営なんでしょうと言います。
私も同感なところがありますが、多分それでは金持ち相手の病院と言われてしまうので、日野原さんはそんな風にはなさらないでしょう。


それ以前に、今の医療制度では、高価な機器を使う技術料に点数が入ることがあっても患者に対するホスピタリティに支払う制度にはなっていません。
まあ、個人的に先生に謝礼と言う形で不明瞭なお金を渡す制度がこの業界には残っていますが。
(袖の下と変わらないのでは、其れで治療の良し悪しが変わるのも困り者ですけど・・・・)


手を尽くしてもそれは公正な報酬となって報われることは無いんですよね。
真面目で誠実な病院ほど報われない制度は何処かおかしいように思います。人間ドックで儲けるしかないのかな



更なる問題と言えば、最新の治療は保険が効かないということで、藁にも縋る重篤な病気の患者になればなるほど、言葉を悪く言うと「お金で命を買う」ということになってしまいます。
なかなか保険の認可が下りないんですよね。
分野によっては日本の医療は欧米に比べて5年も遅れていると言われています。


その上、巷で話題の社会保険制度の問題ではないですが、最近では保険料を払っていないために医療保険が利かず治療を受けられない若者が増えているために、深刻な病気に罹っても治せず亡くなる人も多いのだそうです。
制度に対する不信感はこうした傾向を増大させるかもしれません。


また、海外では生産されている薬も国内では収益性に欠けるということで生産停止になってしまう場合もあります。ジェネリックならばまだいいですが生産されなくなってしまっては国内で治療を受けることもできません。


最近では、医療格差もあって、優秀な治療を受けられるインドで手術をする方もいるそうです。日本と同じレベルの治療を格段の安さで受けられるからです。


これから益々高齢者が増えて、病院のお世話になる患者予備軍が増えていくのに、今後の医療制度は一体どうなるのでしょう。


過酷な労働は益々医療従事者の数を減らすと思われるのに、高度医療従事者にnoblesse obligeの精神だけを求めるのは幻想ではないでしょうか。

他方で、学歴だけで医者になり、頭だけで儲けることを考える人ばかりが増えるのも困り者です。寧ろコムスンみたいな組織ばかりが蔓延る社会になりそうで日本の医療制度は根底から見直す必要があるような気がします。


通院患者の独り言でした・・・・(独り言にしては長すぎる!?)

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