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二度美味しいオペラでした

今回も興奮冷めやらぬうちに書いておかないと・・・直ぐ忘れる。。。。
(老化だな。。。)


まず、よかったです。
フィデリオを初めから通して全部見たの今回が初めてなんですが、滅多に上演されないのが惜しいです。もっと上演されてもいいと思いました。

確かに、モーツァルトみたいな軽妙さに欠けるしベルディのような浪花節にも乏しいかもしれないけど、如何にもベートーヴェンらしいオペラです。
一幕最初の4重唱なんてオケとのハーモニーが美しくてのっけから涙が出る。。。。


2幕の出だしのアリアなんて、まるでワーグナーみたい。



マルツェリーネ役の声はとても可愛らしく、ロッコ役の方もうまいですね。
アリアに役柄が滲み出て素敵でした。

2幕にしか出てこないフロレスタン役のテノールの声は痺れるくらいいい声でした。レオノーレ役は全般にそつがない感じです。(後は演技力かな。。。)

囚人達の4部合唱も素晴らしい。男性の声が陽の光を求めて歌う時底力を感じました。演出も自然でいいんですよね。




舞台の上が素晴らしい一方で、一つ難点を言わせて貰うと、ホルンが。。。。
おーい、何とかしてくれ~と言う状態でした。

特に1幕はもう駄目だしの連発です。ウィーン国立歌劇場管弦楽団のホルンがこんな体たらくでいいのか!練習不足なのと、けちを付けたくなる気分でした。
ウィーンフィルと同じレベルを望んではいけない???
(征爾先生可哀想~)


代わりといっては何ですが、今回初めてティンパニの音がこんなに甘くて色っぽい音だとは知りませんでした。実にいい音なんです・・・

トロンボーンは滅多に出番がないけど実に効果的な出方をしているんですね。
(3本あるけど、3本目はレオノーレにしか出てこない・・・・レオノーレが終わるとみんな出番がない。。。ワーグナーじゃないからな・・・)

弦はもう何も言うこと無いです。



休憩中、ホルンの文句を言いつつ素人の俄かコメントで盛り上がった所で、2幕の始まりです。

母は、フロレスタン役のローバート・ディーン・スミスの声に超ご満悦。
確かにいい声です~~



15番目の歓喜の歌のアリアが終わると一旦幕が下りて、レオノーレ第3番が始まりました。
もうここだけ切り取って別のコンサートで聴いてもいいくらい超素晴らしい。
小澤征爾の腕が自在に動きこぶしも上がります。。。
ああ~、二度美味しいオペラだわ♪


最後のフィナーレを聞くと、ハッピーエンドでも滅多に上演されないのが分かる気がしますが、その代わり第九を聞いているような崇高な気分になれます。


後半(2幕)になってオケが目覚めたように素晴らしく、筆が走るように弓も走り混声合唱も盛り上がりソリストも高らかに歌い上げて大団円でした。



カーテンコールは嬉しくなるほど何度もしてくれました。
電光字幕に「文化勲章受賞おめでとうございます」の文字が出て、会場が更に盛り上がりました。
お祝いも合わせての?超特大の花束です。


「ロバディーン」と叫ぶ掛け声を何度も耳にしました。きっと熱烈なファンなんだわ。




クラシックにそれほど興味がなく明らかに話題づくりできているようなおば様方がいらっしゃる一方で、オーケストラボックスの団員と挨拶を交わす知り合いと思しき方が意外に多いのも吃驚しました。

ムーティの時とはまた違うとても素敵な時間でした。
楽しい時間はあっという間に過ぎていく・・・・

余韻に浸りながらも、会場を出た途端、銀杏並木の独特なにおいでちょっと興が削がれたのが難点でしたが。。。


フィデリオは来月1日に最終日を迎えます。
1日にお出かけ予定の方、是非楽しみにお出かけくださいませ。


(ホテルニューグランドのハイティー)

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