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甘露、甘露!

興奮冷めやらぬうちに書いておかねば・・・


昨日は開場時間に合わせたかのように土砂降りの雨になりました。
着物やロングドレスで来た人にはちょっと災難だったでしょう。
傘をお持ちでない方もいらっしゃいましたので・・・・
(こんな時、駅と地下で繋がっていたらと思います。)



お清めの雨?が降った後の公演はもう何も言えないです。
極上の時間と言えば余りにありきたりですが、ムーティの音にとろけるよう。
思わず涙!

最近、モーツアルトでも前衛的な舞台が散見されるので、オペラの王道と言うかオーソドックスな演出は見た目にも心地良く、総合芸術の美しさを遺憾なく発揮した舞台でした。

当然オケもいいし、アリアもよくて舞台も美しいとなったらもうなんていっていいか表現の仕様がないです。夢心地とはまさにこのこと?

「風にも嵐にも」のアリアはとてもよかったし、「女は15にもなれば」は何回聞いても楽しい。
素直にモーツァルトを楽しめました。




生憎席が斜めだったので舞台の手前側の袖がよく見えず、効果的な演出を狙った船上での後半の掛け合いも見えませんでした。

その代わり何時も指揮者の背中しか見ることができないのに、指揮者の横顔が見えて楽しかった。
オペラグラスを持っていったお陰です。
ムーティは楽しんで指揮をしているように見えました。
(公演最終日だし、終われば打ち上げが待っているし・・・・)


デスピーナ役のアリアになると、左手ではっきりと意思表示をするような指揮をしていたのが目に付きました。
ノンノンの時は大きく首を横に振るし・・・


一番楽しかったのは、コントラバスです。
4人のうち2人が舞台を覗いているのが見えて面白い。特に3番目の彼はしょっちゅう舞台を見ていました。
登場人物が手前の方に出てくると立ち位置が彼の傍になるからなんでしょうか・・・

はじめは演奏の途中でチューニングをしているのかと思っていたんですけど、そうじゃないんですよね。

指揮棒よりも舞台を向いている時間の方が長い気がする。。。
特に教訓めいたアリアの時は多分本番でなかったら聴衆と一緒に笑いたかったんだと思います。
4人の中で彼が一番若いから他人事のように思えなかったかもしれない??

そんな風に思わせるほどとっても自然で耳に心地良く楽しいオペラでした。
キルヒシュラーガーの声もダルカンジェロの声もうっとり・・・

個人的にはテノールはもう少し艶っぽい声の方が好きだけど・・・今回の役どころだとシャーデのような声がいいんでしょうね。




欲を言えばカーテンコールの回数が少ないのがちょっと寂しい。。。。
ミュンヘンの時なんて、舞台の大道具の人が片づけを始めているのに一人拍手に応えて現れてくれたのに・・・・サービス精神ないな。。。


帰る時、休憩時に軽食を取ったホワイエの奥に打ち上げのための料理が並んでいました。
わあ、ここでこの後打ち上げがあるんだ~
ホテルでやらないのかなあ。。。移動時間が勿体無いからかなあ。。。
混ざりたいなあ。。。


帰る時には雨は止んで空は晴れていました。



征爾先生のフィデリオもとても楽しみです。
レオノーレ3番生で聞けて本当に幸せ。。。今からワクワク。。。
(帰りの電車が心配だけど)

こんなに毛色の違う音楽を自由自在に操れるなんてやっぱり世界一の歌劇場のことだけありますね。現金なもので久しぶりに腕の痛みも何処かに飛んでくれました。

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