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河鍋暁斎展

展示会もそろそろ終わりになるので、駆け込みで三井記念美術館でやっている「河鍋暁斎の能・狂言画」展に出かけてきました。
暁斎というと、鬼才と言われてなんかおどろおどろしい絵を描く画家というイメージしかなかったので、能・狂言の絵というのが気になって行くことにしたんです。
ここの美術館は、落ち着いて静かなのが好きです。三菱の美術館は建物は兎も角、展示館としてはぐるぐる歩かされるので好きじゃない・・・

入ってすぐに美術館の雰囲気に染まりました。暁斎の世界と合うのが不思議。戯画のようなさらっとした軽妙な絵からかちっとした正統な日本画まで様々。下絵も展示されていて、彼の思考過程が分かるのが面白いです。彼自身が能を嗜んだから描ける作品も。

彼のことを何も知らなかったと反省しつつも、多くの人が忘れちゃったのは時代遅れで切り捨てられたから???
幕末の浮世絵師でバッサリ片づけるには余りにも才能が有り過ぎたのかしら。外国人の方が高く評価していたというのも、日本での評価が??になった原因なんでしょうか。日本では多才な人ほど真っ当な評価を受けにくいんでしょうね。ピカソみたいにはならない。まして、投獄経験まであるとなると・・・

歌川国芳、狩野洞白に入門し、鈴木其一の娘まで娶ってる(二番目の奥さん)・・・・幕末動乱期、日本画の生き残りをかけて只管道を模索したのが目に見えます。
もし胃癌で死なずに、芳崖の後、芸大で教授をしていたら彼の評価はもっと変わっていたのでしょうか?若冲みたいに冷静に評価されるといいですね。彼の全体像が分かる大回顧展は東京でないのかな。

今回、弟子のジョサイア・コンドルが書いた「河鍋暁斎」(岩波文庫)を買ってみました。コンドルの雅号が「暁英」だなんて初めて知りました。
機会があったら、暁斎記念美術館にも行ってみようかな。京都にある「大和美人図屏風」も見てみたいし。

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