ナクソス島のアリアドネ

久しぶりにオペラを見てきました。


オペラ研修所の研修生による3日間公演の今日は最終日。二階席からの鑑賞です。オーケストラピットがよく見える~
研修生とはいえ侮れません。なかなかの熱演で期待以上の出来でした。
アリアドネのアリアも聴き応えあったし、ツェルビネッタの「偉大な王女様」には思わず拍手です。

演出も舞台美術もよかったです。オケもなかなかの演奏してました。4200円でこれだけ楽しめるのですから、とってもお得な気分でした。
これが海外の劇団だと、劇団員の宿泊費までチケットに反映されるという、二昔前ならいざ知らず今時そんなのあり?っていうような方法で3万4万、下手すると5万以上になってしまうんですから、余程思いきらないと行けません・・・・
それに、ミラノのスカラ座みたいな超有名どころは観光で出かけた折に現地で見た方がよっぽどお得だと思うし。チケットもネットで買えますもん。
まあ、お金はあるけど時間は取れない体が不自由という方には言い値に替えられないのでしょうが。それにしても有名企業のスポンサーがついてこの値段は素人にはちょっと???です。
話が随分横にそれてしまいました・・・

中劇場で鑑賞するのは初めてでしたけど何となくアットホームな感じでよかったです。彼らを応援したくなる気分でした。


楽しいオペラを見た後で、ついでと言っては何ですが、隣のオペラシティで開催されている「さわひらき」の映像作品を見てきました。こうした作品をじっくり見るのは初めてなんですけど、作品の一つ一つの時間が長いので椅子が殆どないないのはちょっと残念です。
若者がやってるみたいに地べたに座るのはちょっとね・・・

一寸粘着質な作品が多いような気がしました。ダリみたい。個人的にはEnvelopeという作品が印象に残ったかな・・・
飛行機が飛ぶDwellingの後ではLenticularに付き合って最後まで見る気力がなくなってしまいましたが。
あと、作品全体に言えることなんですが、映像に組み合わされた音が大きすぎて隣の作品に干渉しているのが少し気になりました。

同時開催中の「絵の中の動物たち」という展示では磯部茂樹の作品が一番印象に残りました。

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スクルージ

一足早くクリスマス気分を味わいに「クリスマス・キャロル」を見てきました。市村正親さんが演じるクリスマス・キャロルを見るのはこれが二回目。その昔、彼の一人芝居を見て、今度はミュージカルです。
私の中では何故か市村さんといえばクリスマス・キャロルという図式が出来上がっていて、久しぶりのお芝居で楽しみにしていました。
初日とあって、届けられたお花が所狭しと飾られてとても華やかな雰囲気でした。

舞台を見て、第一印象は彼も随分年取ったなあ~というもの。連れに透かさず、それだけこっちも年取ったってことだろと言い返されて、ぐうの音も出ない。。。
でも、おかげで今の彼ならスクルージを地で行けるのがいいかも。
クリスマス物のミュージカルというと子供向けかなと思っていたのですが、十分大人が楽しめるお芝居になっていました。そうです、クリスマス・キャロルの話はそもそも経験の浅い子供が見て感情移入できる作品じゃあありません。
スクルージほどの守銭奴とまではいかなくても、世の中とんとん拍子の人生などなく、日頃不平不満ばかり唱えて、お金さえあればとお金に振り回されて生きている人間が、何かの機会に足元を見直そうというお話は、大人なら一度は身に覚えのある話でしょう。
とはいえ、そんな教訓めいた話を抜きにしても十分楽しめるお話です。若手の俳優さん達も実に動きがよくてペーソスとコミカルとがうまくブレンドしてました。個人的に愛原さんと今井さんの演技好きです。武田さん、田代さんは市村さんに寄り添って演じている所がとても好感を持てました。
いつかまた、市村さんの一人芝居のクリスマス・キャロルが見たいです。一人芝居だとミュージカルより観客が動員できないのかもしれないけど、イマジネーションがより豊かになるのでよりクリスマスに向いているような気がします。

さて、舞台が終わってBizタワーで遅めの食事です。
二階の窓から外を覗いたら偶然SMAPのお店がありました。こんな寒いのに凄い行列・・・なんでも木曜日にお店ができたということで、連日朝から晩まで一日行列なのだそうです。お店の人もビックリだとか。


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とても大変でした

ここ数日暖かい日が続きましたが、昨日の強風で秋の名残もこれまででしょうか。
さて、今日は朝からどうしようかなあと悩んで、やっぱり上野まで洛中洛外図を見に出かけることにしました。今週末で展示は終わり。

出遅れたせいもあって東博はかなり混んでいました。
用意のいい人はオペラグラスまで持参していました。確かにその方が遠くからでもよく見えますよね。屏風に張り付いていないで済むのでさっさと見て回れます。
私も持ってくればよかったと後悔・・・しょうがないので、見れる範囲で適当に列に並びました。しかし列に並んで暫くして気分が悪くなりました。唯でさえすごい人混みで酸欠のような感じなのに、あちこちから漂ってくるのは加齢臭。見渡せば今日の見学はご高齢者ばかりです。何処に行ってもついて回るので流石に辟易してしまい絵の鑑賞どころではありませんでした。ご夫婦で来ている方を見ると、さりげなく注意してあげればいいのにと思ってしまいます。まあお二人ともの時にはどうしようもありませんが・・・
混んでいることは想像していましたが、異臭の事までは想定外。マスクがあれば・・・本当に疲れました。

絵の感想はというと国宝は前期のみで後半は重文だけ。永徳は写真だけでした。前宣伝の舟木本は、風俗画としてはとても漫画チックで面白いです。そうした屏風絵を見た後で龍安寺の琴棋書画図襖を見ると一枚抜けた空気を感じられてほっとしました。
最後に二条城の襖絵を見ましたが、昔見た白書院のイメージしか残っていなかったのでこの展示は想像していたのより良かったです。現在二条城にあるのはコピーで、現物を間近に見ることはできないのでいい機会でした。

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カイユボット展

今日は朝からいい天気でした。
都心の紅葉はまだ先ですね。昨日に引き続き今日も美術館めぐりです。ブリヂストン美術館には10年以上行ってないので、様子が変わっていて吃驚しました。

カイユボットは「床を削る人」以外全く知らないのでとても楽しみにしてました。職人さんが一生懸命?に床を削るあの作品のイメージが強くて、様々な画風を試みて風景画や静物画まで幅広く描いていることにびっくりです。
当時の印象派の画家達はお互い様々に影響し合って己の道を探していたんですね~

最初に肖像画が3点続きますが、どれも素晴らしい作品だと思いました。ボートが好きだったということで川の風景も多いのですが川面の流れる様子がとてもリアルで彼の観察眼が伝わって来るようです。別荘の菜園を描くかと思えば植物を装飾的平面的に描くなど彼の対象に向ける目はとても愛情に溢れているように思えました。

鑑賞後は、Tearoom Georgetteでサンドイッチのセットを頂きました。スパイスが効いていてとても美味しかったです。ゆったり過ごせるのもいいですね。


美術館では彼が描いた「ピアノを弾く若い男」に描かれたピアノと同世代のエラール社のピアノのコンサートも企画されているようです。お時間のある方は是非。

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ミケランジェロ展

日曜で終わりになるので、上野までミケランジェロ展を見に行ってきました。すごく好きな芸術家というのとは違うけど、システィーナ礼拝堂500年祭記念とあるので、礼拝堂のフレスコ画の下絵とかが見られるのかなと思ったので。

上野公園では「びっくり伝統文化in台東」というイベントの準備中でした。雨でもやるそうで寒そう。。。

個人的には期待していたほどの作品は見られませんでした。まあ、彫刻作品は大きいし霊廟とかのは持ち出せないし、冷静になれば当然かもしれませんが・・・

不勉強で、礼拝堂の下絵は本人が燃して処分してしまったということを知りませんでした。
でもなんとなく懐かしかったです。イタリアに行ったのはもうずいぶん前だし、システィーナ礼拝堂の大きさと迫りくる彼の作品の迫力に圧倒されたことを思い出しました。それに首がとても疲れたことも・・・

今回の展示は4部構成の第2部がシスティーナ礼拝堂ですけど、実際を想像できる展示になっていたかというとちょっと疑問でした。
でも、これまでミケランジェロについて余り知らなかったので制作過程の分かる様々な資料が展示されたのはとても勉強になったような気がします。
来週はトーハクに行かないと、こっちも終わりそう。

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伊賀越道中双六

昨日、友人が誘ってくれて、初めて国立劇場に行ってきました。駅から少し離れていて案内板も親切でないので道に迷ってしまいましたが・・・
お弁当を買って休憩時間に食べる事にしました。

さて、事前に知識もなく見たのですが、この手の話に弱いのか、時々うるうるしながら見てました。
ただ、話の展開は今一飛んでいてついていけません。語りの説明で話の筋とかを補足してくれるんですけど今一わからないし、時々三味線の音が大きくて話が聞こえなかったりして、大変でした。舞台の台詞で想像したりしてました。それに通し狂言で長丁場だし。
そもそもなんで双六なのとか、何が奸計なのとか、勘当されてお金がないはずなのに、なんで傾城を身請けできて奥さんに収まっているのだろうとか・・・はてなはてなでした。
出演者は坂田藤十郎さんと中村橋之助さんしか名前を知りませんが、平作を演じていた中村翫雀さんの演技、よかったです。泣けちゃうし、笑えちゃうし。

どこかの中学生が先生の引率で鑑賞に来てました。唯、子供には長すぎるしまだるっこいしって感じで、皆寝てました。先生も同類です。仇討ちとか、傾城、義理人情なんて死語の世界をどんなふうに学校で教えているんでしょうかね。この中から古典芸能が好きになる子が出てくるんでしょうか。今度は一度、人形浄瑠璃を見てみたいものです。

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興福寺仏頭展

天気が悪くなって、一気に寒くなってきましたね。やっと冬物の出番です。
今日は芸大の美術館でやっている興福寺仏頭展を見に行ってきました。プロモーションがいいのか思ったより混んでました。
仏頭も関心があったけど、興味があったのは十二神将の方です。
今回、興福寺が所有する立像と木彫の二組の十二神将が一度に勢ぞろいとあったので、昔、新薬師寺で見た十二神将のインパクトが大きかったので今回も期待していました。

私的には木彫の方がインパクトありです。自由でのびのびしている感じで、神様だけど何となく微笑ましい。。。見ていて飽きないですね。
平板なのにとても立体的で躍動感を感じる。
木造の方は精悍で少し仰々しいポーズ。様式美の美しさなんでしょうか。
新薬師寺の立像の方が素朴だけど気迫があったような気がする(まあ、今となっては記憶があいまいだけど・・・)。

さて、表題の仏頭の方ですが白鳳時代の作品ということですけど、何となく仏様というより人くさいお顔立ちです。蘇我倉山田石川麻呂の面影を移して作った仏像なんじゃないかなあって勝手に想像してしまいました。なかなかいいお顔の仏像です。
鑑賞後は併設のcafeで一服。


上野公園にはあちこちに浮世絵を描いた行灯が置いてありました。平成19年より始まったイベントらしいですが、見たのは初めて。
灯りの入ったところを見てみたいけど、夜は寒くて公園内を散歩するのは辛いかな。


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永菁文庫

今日もいいお天気ですね。起きたのが遅くてうだうだしていたら上野まで美術館に行く気力が無くなってしまいました。
じゃあ、空いてそうな小さな美術館に行こう、という訳で、椿山荘の傍の永菁文庫に行ってみることにしました。
ここは、細川家の所有する美術品を展示した美術館です。今日まで「大名細川家への贈り物ー信長、沢庵、大観からー」が展示されていました。

行ってみて吃驚。なんと9の付く日は文京区民は只なのだそうです。そのせいか鑑賞する人がひっきりなしに訪れていて結構賑わっていました。
文京区民かあ~インテリぽくって憧れですね。
渋い作品が光りますが、白隠慧鶴の作品が数多く展示されているのが目に引きました。
別館には細川護熙氏の陶芸とかが展示されているようですが、今回はスキップ。
時間があったら次は隣の野間記念館に来てみよう・・・

(美術館の建物は侯爵邸の事務所棟だったそうです。入口の脇で作品関連の映像を流していますが、じっくり見れません。もう少し広いスペースで椅子が欲しいです。)

帰りはotonoha cafeで小休止。帰りにクロッカスの球根を買って水耕栽培をすることにしました。

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国立競技場展

2020年東京オリンピック開催が決まりましたね。
ちょっと前までは税金の無駄遣い、そんなお金があったら他に遣ることがあるでしょうってな感じでしたが、アベノミックスが起きてから、ちょっとは景気がよくなった方が、不景気でデフレよりいいんじゃないという風潮に代わって来て、オリンピックも少しはワクワクすることがあってもいいんじゃないっていう感じになってきましたね。
まあ、素直に、おめでとうっていう感じです。子供達も少しは競争意識ができて一等賞や金メダルを取るために頑張ろうって思うのはいいことじゃないでしょうか。7年後の子供達の成長に期待したいです!

さて、ちょうどいい機会なので一度も国立競技場に行ったことがなかったので見に行くことにしました。
ザハの競技場に代わるので来年7月には解体。その前に一度位は足を運んでもいいかなって思ったので。。。スポーツに縁がなかったので行ったことがないんです。

出掛けてみると残念なことに競技中でスタンド見学ができませんでした。よく考えれば、秋はスポーツシーズンですよね~
其の儘帰るのは残念なので、秩父宮記念スポーツ博物館を見てくることにしました。
すると、博物館では最後の特別展の開催中でした。




表彰式で使用した振袖とかも展示してありました。




館内では競技場の歴史の分かるビデオとかザハのプレゼンテーション用ビデオが流れてました。


出たら外は雨。機会があったらスタンドを見に来たいです。

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竹内栖鳳展

休日なのにちょっと早起きしたので、久々に美術館に行くことにしました。秋は芸術のシーズン。9月になってちょっと気分も出てきました。
この秋の予定は、ミケランジェロと興福寺と竹内栖鳳です。
日本画は展示期間が短いので今回は竹内栖鳳にしました。まとまった回顧展を見るのは初めてです。
新聞で「日稼」の作品が見つかり出展されると言う記事を読んだので、ちょっと楽しみ。勿論、有名な「班猫」も暫く見ていなかったのでそれも見たかったのですが・・・・

駅で臨時の入場券を売っていたのでそこで買うことにしました。販売のおじさんが「明日はTVで放映されるから、その後は混むと思いますよ。今日は空いているので鑑賞にいいです。」とのこと。
確かに、臨時売り場で買わなくても売り場は空いていたし、中も思ったより空いていたので、ゆっくり鑑賞できました。
ただ、残念なことに、お目当ての作品の幾つかは、後期の展示で見られませんでした。
知らない作品も多かったので、勉強にはなりました。大作ばかりが有名だけど、個人的には晩年の気負いのないさらっとした水彩画のような作品も気に入りました。「俳句」のようなという解説は言いえて妙です。

残念なのは、彼の作風のせいか今の若い人には受けないのか、高齢者ばかりが鑑賞しているのが気になりましたけど・・・レオナール・藤田のようにはいかないのかな。
そういえば彼のポーラ所属の作品がbunkamuraで展示されてますけど、箱根まで行けない人には朗報ですよね。彼の子供に対する愛情が感じられて私はとても好きです。

記念goodsは見てないけどやっぱり班猫にしました。作品は山種に見に行った方がいいみたいですね。

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